紫 くろ喜 其の54
2014-11-07


立冬の早朝に少しだけの間だったが、美しい月が西空から見送って呉れた。 「昨日は御免ね」と云って呉れて居るのかしらん。 ま、彼女の所為では無くて、雲の野郎が悪いんだけどね。 此週の「紫」は、鴨そばのターン。 浮き々気分で秋葉原へ。 何時もの時刻に到着してワクワクし乍、待って頂いたのが、此。
禺画像]
「鴨そば」と「鴨つけそば」とどちらがより好きなのかな。 永遠に答えは出ない気がする。 どちらも喰べ終えた後に、「こっちだ」と思うから… 鴨馨る醤油のスープに低加水の細麺。 其れを盛り上げる香母酢、春菊、オニオン、極太メンマ、鴨肉。 何れも最高のキャスティングで、黒木さんが認(したた)められたスクリプトで演じるので有る。
黒木さんが「食べログに『醤油を御湯で薄めたスープ』と書かれちゃいました」と呟かれて居たので、閲覧して見た。 汚い言葉で書かれては居なかったが、スマートな物云いとは思えない文体で、「美味しく無い旨」が記されて居た。 味わいは主観の最たる物だが、此処迄仰る味覚を御持ちなら、御気の毒だとの想いを禁じ得ない。
[Ramen]

コメント(全0件)


記事を書く
powered by ASAHIネット