ツキが無い…空にも小生にも。 此夜はM13の月を見たかった… 御月様には前回も皆既月食を空振りさせられたので、今度こその想いで雲の動きをチェック。 雲間から僅かに覗く姿でも、と淡く期待して暗く為り掛けた海岸へ。
彼方の颱風から届けられる大波は、明らかに遠くから来たと云う感じで周期が長い。 大波が砕けても塩は余り飛んで来ない。 普段はサーファーの居ないエリアなのだが、此の時は沢山の海象(セイウチ笑)が沖へ出て居る。
彼氏の戻るのを待つ彼女…中々多様なシーンでは有るが、肝心の空は皆既月食の時以上では無く、虚しく撤収。
次の期待の晴間は午前4時。 更に早起きをして、普段よりも20分程早く一番電車に向かう。 沈み掛けて居る筈の月の姿は地平線を覆う雲の中。 1時間前なら雲間に浮かんで居たのでは無いかと悔やまれる。 しょんぼりと駅に着くと、シャッターが上がるタイミング。 流石に駅に一番乗りは人生初めてだ(笑)。
フォトは以前に撮った齢13の月。
何故、そんなに此の月に拘ったかと云うと、「171年振りの名月」だったからだ。 天文現象的には変わった事は無い。 171年振りなのは、「後(のち)の十三夜」。 中秋の名月と並び愛でられる「十三夜月」は、旧暦の9月13日に見られる月の事だが、2014年は旧暦では9月がふたつ有るのだ。 ふたつ目の9月は「閏(うるう)9月」。 メトン周期等、細かい説明は他に譲り、簡単に触れて置こう。
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