今日のワイン 其の859
2013-08-17


エンデルレ・ウント・モル ピノ・ノワール
LANDWEIN OBERRHEIN Pinot Noir Liaison Abfuller Enderle & Moll GbR 2011

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「楽記」での3本目。 此のボトルは、当初から小生が指定した物。 「沢山御話しに為る御兄さん」の御眼鏡には叶って居なかったのかも知れないが、独逸のピノ。 そう思う所為か一寸風変りなピノで、ノンフィルの所為かフォギーなルビーレッドは明るい(ロゼかも)が、溌溂感には乏しい。 薄いのに沢山の香りが鏤められたブーケ。 レッド系のチェリーがコアで、酸味の有る…何だろう漬物見たいな、結婚式の前に饗される桜茶かな。 其れに錆(血と表現すると気味悪がられるので)や花火… 口にして理解、酸味はアセロラっぽいんだ。 やや薄荷っぽいシナモンとか。 錆では無くて、ミネラル感は所謂フリントっぽい… あれ?、ピノだよね(笑)。 タンニンは比較的大人しく、特徴を出さない。 一方で、味わいは百花繚乱。 一寸チープな苺ジュースやナッツとかチョコレート、赤い小さな花束… 少し混乱しそう。 うーむ、変わったピノだなぁ。 若いヴィンテージなので、デキャンタージュした方が良い様にも思ったのだが、そんな雰囲気では無かったしなぁ…
此のワイナリーの有るバーデン=ヴュルテンベルク州は、以前に単身赴任して居た瑞西の街から遠く無い。 何度か独逸国鉄に揺られて訪れた物だ。 其処でピノを育てて居るとは知らなかったけれど。
[Wine]

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