饗 くろ喜@秋葉原 其の23
2013-07-31


前夜に渦で飲み過ぎたのか、気温30度程の道を25分も歩くと汗が滴る。 此でアルコールも抜け様と云う物だ。

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今週のくろ喜の限定は、「冷やし坦々鶏そば」。 何時も乍、黒木さんのブログに詳しいレシピが有る(こんなに細かく書いて良いんだ)が、辣油迄拵えて仕舞うのね。 そんな手間の掛かった作品が800円と云うのは申し訳無い位だ。 開店を待って居ると胡麻の香ばしさが店内から漏れて来るので、喰欲増進だ。 開店時刻には矢張、20人以上の方が集まる。 暑い中、御互い御苦労様です。

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此が其の一品/逸品。 坦々(担々)麺と云うからには辛いのだろうが、勿論、黒木コンダクターの統制下で、辛さにしろ何にせよ、狙わない限り、ひとつが突出するなんて事は起こり得ない。 比重の大きいスープなので、蓮華を使って頂く。 辣油の透明な橙色が、白胡麻スープに綺麗な模様を造る。 思った程には辛く無いな…と云うのが初口の印象だが、麺を絡めると確りした辛味なのだと再認識される。 辛味以外に痺れ感が加わって居る。 此れが中々効いて居るが、花椒由来だそうだ。 更に味噌風味が適度に香る。 こんな上級な味わいの担々麺は初めてだ。 トップを飾って居るのは貝割だが、其の下には韮や微塵切の搾菜や粗くカットされたオニオンが忍ばせて有り、複雑な味わいに貢献して居る。 亦、やや辛く味付された鶏肉が小生の好みに合う。 麺は平打のピロピロな太麺で餅々したボリュームたっぷりのヘヴィなタイプ。 此位じゃないと担々スープに負けて仕舞うのだろう。 根性の座った製麺者と同じキャラが出て居るのかも(笑)。

「次は此迄で一番『ハイカラ』な一杯です」と黒木さんが仰る。 御隣の若い常連さんの御一人が「ハイカラって?」と問われる。 成程、もう直ぐ死語かもね。 相方さんの回答は、「洋風って事かな」… ですね(笑)。
[Ramen]

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