F1 2011年 ブラジルGP 決勝
2011-11-28


2011年の最終戦。 チャンピオンのPPは、吝嗇の付け様の無い物だった。 年間最多記録は分母が違うと云う事情は有るにせよ、セブとレッドブルの強さの証左だ。 雨の恐れの中、安心して見て居られる完璧なクオリファイ。 マークがジェンソンを僅かに抑えて、レッドブルがフロントローを独占。 ルイス、フェルナンドと概ね何時ものパイロットが何時ものポジションからスタート。 ニコとフェリペ定位置をチェンジして、ジモッチーのフェリペはこの年を象徴するかの様に冴えが無い。

ウェットが予報されて居たファイナルのスタート時は陽も差すコンディションで、クオリファイでオプションタイヤを3セット使ったチームは誤算に泣く。
1コーナー迄の変動は、フェルナンドがルイスの前に出た位で順当。 あ、フェリペがニコを交わして、御決まりのポジションに落ち着く。 オープニングラップで、セブのリードは1秒以上。 詰まり、DRS圏外に逃げる。 2周目には2秒差…って。 7周目には3秒に広がる。 一方、ジェンソンもマークに7秒も空けられて仕舞い、逆にフェルナンドにDRCゾーンに付かれて居る。 だが、此処はDRSが使える距離が短く、中々順位が変わらない。 ルイスも大体同じギャップで、3台が連走。 11周目にペースの上がらないジェンソンをフェルナンドがターン6で漸く交わす。
後方でミハエルがブルーノを交わす際の接触。 ミハエルが残したスペースも薄いが、今回は引くべきは後者だった様に見える。 ミハエルはバーストした左リヤタイヤでほぼ1周する羽目に為る。 審議結果は、ブルーノにドライブスルーペナルティ。
14周目のセブに「セカンドギアのショートシフト」が指示される。 此れは大きなハンディだ。 17周目には、「サードギアもショートしろ」で、「回復不能」とも流れて、此れは致命傷か? 18周目にタイヤ交換。 (ピット作業速!)
16周目にジェンソンがPI 。 オプションを繋いで出て行く。 セオリー通り翌周にフェルナンド。 勿論、ジェンソンのアンダーカット為らず。
24周目にセブがファステスト。 PI 以降ペースが上がらなかったのは、タイヤマネジメントだったのね。 ギヤボックスのトラブルは、オーバーヒートだったのかな? 其れとも指示をネグったのかな? 否、忘れた?? 矢張、「シリアスなトラブル」とラジオから云われて、「全てのコーナーで2,3速のショート」を改めて指示される。 セブは「順位が下がるよぉ…」と訴える。 うむ、厳しい… マークが1秒に迫って来たので、此れは譲るしか有るまい。 30周目のターン1でマークを先に行かせる。
32周目にジェンソンが2回目のPI 。 プライムに履き替える。 ジェンソンは此方のタイヤが御好みかも。 34周目のルイスは、オプションの儘。 当然、両車3ストップ作戦。
「10分後に雨」の情報が入って、セブには「其のタイヤで出来るだけ走ろう」の指示が出る。 一方で、フェルナンドはタイヤ交換(36周目)。 フェラーリは雨は来ないと踏んだ様だ。 38周目には、ルイスにも「ギヤボックストラブル」のラジオ。 39周目にマークが入る。 ん? 雨が来るんじゃないの? 翌周にセブも入る。 そう、雨は来ない… 46周目にマークを4秒先行させて居るセブがファステスト…って、大丈夫かい? 慌てたピットから、同じ内容のラジオが飛べ、更に「車を労れ、フェルナンドの前に居るだけで良い」が加わった。 セブもフェルナンドとのギャップを問うが、52周目の段階で11秒。 タイヤのヘタって来たフェルナンドのペースはセブ以下だ。

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[Formula 1]

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