今日のワイン 其の386
2010-03-14


パタポン・ルージュ コート・デュ・ロワール ドメーヌ・ル・ブリゾー
Patapon Rouge 2008 Coteau du Loir Domaine Le Briseau

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此れも渦のコナモンパーティに持ち込んだ1本。 ロックスオフで、ワイン友が購入して行かれたと伺って、1本御付き合いさせて頂いたものだ。 其の時に御店に看板が有ったので、1枚撮って見たが、エチケットを拡大しただけの様だ。 其程にエチケットのデザインはユニークだ。 描かれて居るのは、漏斗を被った醸造家本人、クリスチャン・ショサール氏の漫画?。 御本人自身は天才と呼ばれ乍も、聊か風変わりの様で、フランスの原産地呼称国立研究所と揉めて、ワイン造りを止めて仕舞い、其の卓抜した白ワインも、「幻」に… だが、結婚を機に02年にロワールで自然派ワインの醸造を再開したと云う、そんな経歴の持ち主だ。 06年からは、ビオディナミ農法を採用し、初めて手掛けた赤ワインがこの「パタポン」。 因みに「パタポン」は、彼のニックネームだ。 3000円で御釣が来るこのボトルのセパージュは、ピノ・ドニスが80%、コ-とガメイが10%づつ。 うーん、味の想像が付きません。

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少し紫っぽい色で縁を飾るルビーカラーの液体は、濃くは無いが深みが有り、美しい。 ブーケはブラックベリー系で、思ったよりも「普通」で、やや薄荷っぽい香りがする。 口にすると、とてもフレッシュだ。 少し御転婆な酸味は、直ぐに落ち着いて呉れるので、恐らくはこの種類の葡萄が持つ、本来の厚みを楽しめる様に為る。 凝縮された果実感とタンニンの苦味が溶け合ったイメージが素敵だ。 御茶目なエチケットに似合わず、真面目に造られた事が良〜く判る。
[Wine]

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