エクストラ・スーパームーン
2014-08-12


実は未明の満月は「スーパームーン」だった。 最近、此の言葉を耳にする事が多く為ったが、此の語感は好きに為れない。 天文用語では「ペリジー・フルムーン」と云う("perigee" とは「近地点」の事)。 詰まり、スーパームーンとは「月が地球に最も近付いたタイミングに満月(亦は新月)と為る現象」を意味する。 珍しい事では無く、満月のスーパームーンは、2014年だけでも7・8・9月の連続で3回も起きる。 詳しい話は省略するが、近地点の地球からの距離は毎回同じでは無く、8月11日(日本時間)は2014年で月が最も地球に近付く日(35万6896Km)なので有る。 更に今回は月が近地点に達した直後(26分後)、即ち日本時間の8月11日午前3時9分に満月の瞬間(満月は一瞬の現象)を迎えると云う稀有なスーパームーンだったので有る。 其れで、「エクストラ・スーパームーン」等と持て囃されたのだ。 こんなタイミングのスーパームーンは2034年迄起こらないので、小生に取っては、多分最後のチャンスだったのだが(笑)… いや、午前3時には見えて居たのかも知れないが、天空に只浮かぶ月のフォトに余り興味が無くて。 まぁ、目で見て判る様な物では無いが、写真で見ると違いは歴然。 数字を紹介すれば、見掛の大きさは平均的な満月より16%広く(視直径は33分28.24秒)、光量は3割増にも為る。 特に地平線近くに月が居る時には、其の大きさを実感出来る筈なので、江ノ島を前景に撮りたかったと云う次第。 因みに2014年の最小満月(マイクロムーンと云うそうな)は1月16日の此の御月様

2014年の「中秋の名月」は9月8日(とても早いタイミング)で、スーパームーンでも有る。 此れも江ノ島を前景に撮りたいと思って居るので、晴れて欲しいな。

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